馬物語 4

メジロマックイーン

つい最近まで獲得賞金最高位にいた芦毛のステイヤー

祖父アサマ、父ティターンと共に父子三代の天皇賞G1勝馬となる。
こんな安定した馬だったが、僕にとっては別の意味を持つ。
彼が故障のために引退する日、僕が初めて中央競馬に挑んだのだ。
当時、バイト先のOLに地方の園田競馬に一度つれていってもらったばかり、
競馬の専門紙が100円でないことを知らなかったくらいの坊やだ。
淀駅で恥ずかしかった。
あの日は雨だった
そして重馬場の京都でマイルCSG1を勝ったのはシンコウラブリー
彼女についてはそんな思い入れはない。
ただ、この日、京都3才S(OP)をちぎって勝っている強いのがいるなぁと遠く上から眺めていたのが
後の三冠馬ナリタブライアン
そして昼休みに引退式を執り行ったのがこのメジロマックイーンだ。
直接レースを見たことはなかった。
北海道に行ったとき、社台Sで見たくらいだった。
ただ、親子4代天皇賞もそうだけど
なにより血統的に今の日本には合わないのを跳ね除けて残っていってほしい。
後々までその血を残してそこ力の元になってほしいね
このスピード偏重だけに貴重だし、見えないところで価値が出るはず。
そうでなくてもノーザンダンサーを持たない3大父祖の非ダーレーアラビアンなのは種としても価値があるず。
淘汰も含めてね。
彼の子供はライバルであったメジロライアンと比べて傑出したものが乏しくエイダイクインくらいだけど
内国産としてもがんばってほしい。
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