馬物語1 ウパ二シャット

ウパ二シャットという馬がいた。笠松で走るはずだった

どうしているんだろう・・・

牧場での彼女はおっとりしていて、セントシーザーとの子供は無邪気だった。

場長の計らいで柵をこえる。

普通は子馬の動きをよく観ていて、何かあるとすぐお母さんが怒ってくる。

けど彼女と彼は妙にのほほんとしていて、

僕を人と想わないで噛み付いてじゃれつく少年を、ニコニコして一緒にぬぼぉっと身を寄せるだけ。

そして・・・子馬に踏まれた足は別に痛くなかったけどドキドキしちまった。

なかなか受胎しないまま・・・特定の馬を好きになり過ぎることは辛いだけなのが競馬かも知れないけど、それでも好きになる気持ちは純粋だよね。

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