第一部 アテネ 永遠の神々篇

2/25-28

4th day

25th FEB(Tue)

7:15 HOTEL(ティタニア)発
  パネピスティミウ通り
     (国立図書館/アテネ大学
     /科学アカデミー
     /イーリウ=メラトロン)
  シンタグマ広場
  N.T.O.G.&O.L.A.オフィス
  国民公園
  ビザンティン博物館
  :入場500Drs/ガイドブック&スライド1500Drs
           戦争博物館:入場無料
11:20リカヴィトスの丘:ケーブル350Drs
 キュクラデス博物館:100Drs
 シンタグマ広場
 旅行代理店巡り:エーゲ海一日クルーズ
10,000Drs(JCB GOLD)
 ギリシア聖教大聖堂
          ローマ期のアゴラ
          国立考古学博物館
             :入場500+FLASH…600Drs
 アレオス公園バスターミナル視察
 オモニア広場
 HOTEL(ティタニア)着

*ATHENE泊

アゴラ跡にて☆矢のつもり
リカヴィトスの丘から見たアテネ

5th day

26th FEB (FRI)

7:20 HOTEL(ティタニア)発
アカデミア通…BUSterminal/Taxi430Drs>
         アクロポリス&博物館<800Drs+写真600Drs>
         カネロープス博物館 <100Drs>
軽食inタベルナ(ギリシャコーヒー&ヨーグルト1000Drs)
         オールドアゴラ&博物館 <400Drs>
12:00 ケラミコス博物館&墓地遺跡<200Drs>
旅行代理店(EURO-NIHON・Travel)
シンタグマ郵便局(切手120Drs×2=240Drs)
ザッピオン展示場
大統領官邸
オリンピック・スタジアム
ゼウス神殿(オリンペイオン)
         ハドリアヌスの門
         15:20 フィロパポスの丘
         モナスティラキ広場→シンタグマ広場
HOTEL(ティタニア)
               *ATHENE泊
下から見上げる明け方のアクロポリス
アクロポリス上のエレクティオン神殿 手前が古代アテナ神殿
フィロパポスの丘から眺めるアクロポリス
アゴラにあるテセイオン

6th day

27th FEB(SUT)

観光 *ATHENE
HOTEL(ティタニア)発
NATIONAL BANK OF GREECE
   (シンタグマ広場)…両替
         アテネ市立博物館 <-Drs>
旅行代理店(EURO-NIHON・Travel)
  Taxi<430Drs>
         
アレオス公園
11:35 BUS terminal:バス<950Drs>
   スニオン岬 <400Drs>
17:58 バス<950Drs>
19:40 パネピスティミウ通
   HOTEL(ティタニア)着
*ATHENE泊

朝から銀行で両替を済ませようとナショナルバンクへ
銀行を表す単語が、古代ギリシア語の「金」であることがなんか分かって嬉しい
喋れやしないけどギリシア語を習っていてよかった。
それなりに意味を推測できるしね
アテネ市立の博物館に立ち寄り、市内の旅行代理店めぐりに入る。
日本で調べてきた日本人経営の店も探しつつ、雰囲気だけで入ってみては
当面目標であるミコノス島と隣のデロス島の旅行手段を求めたが
結果的にどこへいってもだめ。
季節的に冬の海を渡るデロスへの渡し舟は出ていないらしい
観光的にはね
もっとも何らかの渡航手段はあるだろうけど、そこまで行く気にならなかった
別にアポロン派でもないしね
ミコノス自体はリゾートとしていくべきところだろうしさ
負け惜しみだけと本当だね。
これで次の舞台になるエーゲ海篇は、これまた季節はずれだけど1日クルーズと
クレタ・ロードス島に決定になる。
ロードス自体にはさして感心なかったけど、
ロンドンでテンプル騎士団の関連の像みたりしているし、中世の宗教騎士団がらみだね。
ヨハネはないけどこれまた別の機会に。
僕のメインは古代だからね。

この日の午後は、夕日を狙って噂に名高いスニオン岬に向かうことにした
バスはアレオス公園から出ていることは調べてある。
おまけに内陸路と海岸線の二本立てのコースが選べる。
往復変えてもよかったけど、せっかくなので海沿いを選んだ。
心の中ではさすがにバスは言葉がまともに通じないだけに不安だらけ。
片道950ドラクマ、500円くらいで安いね。
延々というほどもなく、バスは南下して空港を越えていく。
半島の南端だからね。
少し丘のようになっているのかな、道路は蛇行してくねくね廻りながら
神殿までたどり着いた。
入場料400ドラクマにさして感慨もなかったけど
さすがにアテネの神殿とは違う。
観光化しているのは同じでも、こちらは岬の上にデーン
大きくもないけど、なにより美しい。
エーゲ海に沈む夕日がワインのようといった言葉を求めてきたけど
この神殿が青空と青い海の中で本当に白くて綺麗だ。

ただ、夕日には早すぎて3時間くらい滞在することになる・。
ぼけーっとしていたり、ブッシュのように茂る植物の影で休んだり、
海辺まで水を求めて降りていったり
そこから駆け上がりつつ、崩れるようにこけたふりして神殿に手を差し伸べ
「アテナァァァァ」
ここはポセイドンだってのに聖闘士のつもりで一人芝居。
怪しいアジア人だろうね。
それでもいろんな観光バスや団体さん、個人がその瞬間を待っている。
時間にゆとりはありすぎて、ふと小説のストーリー描いたり現実と空想が
いったりきたりしていた。
バイロンの落書きは忘れていたよ。

やがてヘリオスの駆る馬車の太陽が沈んでいく。
暮れなずむトワイライト
ただ、西の空に低く淡い雲が広がっていてサンセットとはいかなかった。
それでも、バスの時間を気にしつつ、ぎりぎりまで粘って見つめていた
一人風に吹かれて

あきらめてバスに乗りスニオンを後にする
ふりかえると、幻想的な夕暮れの空に影になった神殿がとても神々しく、美しくて
きてよかったよ。
さすがに海闘士マリーナはでてこなかったし、ポセイドンの三叉の鉾もないけどね。

アテネに戻り、ホテルに帰る
初日の雨とかでスケジュール切り替えてきたけど、次の日には伝説のマラトンに
いくことにした。
あいかわらず、日の出より早く出発して夜更けに戻る生活。
晩御飯はお気に入りになったホテルのムサカ。
このぼくがこんな食べ物を喜んで食うとはね。

7th day

28th FEB(SUN)

観光 *ATHENE
HOTEL(ティタニア)発
         民芸博物館…CLOSED!!OH-NO!
シンタグマ郵便局
アレオス公園BUS terminal:バス<750Drs>
         マラトン
         バス<750Drs>→アレオス公園
HOTEL(ティタニア)着
*ATHENE泊

 

 

 

 

 

アテネ篇最終日
現代マラソンの起源ともなった伝説の場所マラトンにいくことにする。
ただ、情報が正直不足していた
ある意味、行き当たりばったりの訪問になる。
とりあえず、バスはアレオス公園のターミナルで出ていることが分かっていたから、
公園の東になるのかな?あれはスニオンの時だっけ?
バスに乗る。
ギリシアの僻地というか地方に出ると、バスは停留所だけ出なく、
というよりなかったりするけど、道すがら手を上げて乗る意思表示をすれば
乗せてくれる。
おおらかというか、なんというか・・・
僕なんかは余計に混乱しちゃうよ。
伝説によれば、マラトンの地にて強敵を撃破して防衛した
アテネ軍はその勝利を一刻も早くポリスに伝達するため
戦場から走り通し、伝令の兵士は勝利の報を伝えて息絶えたという。
その距離42.195km、マラソンの起源だ。
そのルートを今逆走していることになる。
周りの景色を眺めながら、なにはともあれで降り立った。
まだマラトンでない事はなんとなくわかる。
いや、古戦場はここだったのかもしれないけど、道を外れたわき道にはいっていく。
結局、分からずじまいであきらめて元来た道へひき返し、再びマラトンの村を目指す。
小さい町というか村というか
よくよく考えたら現代の村が当時の古戦場にあるとは限らないんだよね。
ぶらぶら散歩して、仕方なくバスを求めて帰ることにする。
なんか
収穫も何もない、感慨もない遠征だった
アテネに近いところだけに簡単にいけると思っていたのが甘かったかな。
同じ古戦場後でも関が原とは違うかなぁ
 
今回は道で手を上げてタクシーのようにバスに乗ったことが新鮮かな?
ただ、あらためてじっくりと来てみたいね。

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希国宮buck