第二部  ロマンは眠るマリンブルーの海に

3/1-7

8thdayサロニカ湾の章

1st MAR(MON)

観光 *ATHENE
  7:25HOTEL(ティタニア)発−送迎バス
       (経由シンタグマ広場等)
   8:40パレオ=ファリオ港
       :ヘルメス出港
  10:00エギナ島着OPT…アフェア神殿
          ガイド+20分の自由<3000Drsバス往復+入場> 
  11:40エギナ島発

 

  12:50ポロス島着 時計台?
  13:35ポロス島発
  15:00イドラ島着
  16:20イドラ島発
  18:55パレオ=ファリオ港帰港
  19:40HOTEL(ティタニア)着       
*ATHENE泊

9th dayクレタ島の章

2nd MAR(TUE)

移動&観光*ATHENE=IRAKLIO
 8:15 HOTEL(ティタニア)check out!
 9:30POST Office for Parcel
      …5.5s発送<5600Drs>
    Airport Express Buss<160Drs>
  10:30エリニコン国際空港西ターミナル
  12:00OA508便 check in!
  14:10OA508便 Take Off!
  15:00イラクリオン空港 着
  15:27空港バス
  16:05HOTEL(ESPERIA) check in!
  16:39 ヴェネチア人の城塞
           17:30ハニア門   
*IRAKLIO泊

クレタ島へ乗り込む
アテネからオリンピック航空で飛ぶ
久しぶりに空港に行ったけど今回は国内線ターミナル
飛行機はすべてオリンピック
いやいや
待合室で待機して案内された飛行機は小さいやつ
当然だけどね、ボーイングのでかいのって事はないか
冬の海を眼下に南へ向かう。
そもそも飛行機なんて縁のなかった僕が、こうして日本からイギリス、
ギリシアと国際線乗って
おまけにギリシアで国内線乗り継いで移動している。
不思議だね。
それなりに英語も通じてくれてるし。

ほんの1時間くらいかな、エリニコン空港をたって、あれれって怖くなった。
小島とか眺めてのフライトから急に高度を落とし始めた、
アナウンスはなかったんじゃないかな。
まじでやばいんじゃないって冷や汗モノ。
どんどん海面が近づいてくる。
うわぁぁぁぁって叫ばなかった僕も度胸があるのかパニックなのか。
海に落ちると思ったところで地面が出現
島に到着で、ちゃんと飛行機は車輪を出してランディング。
Gと轟音の中でクレタ島に無事上陸できた。
本当に死ぬかと思ったね。
やれやれだった。

空港からはバスに乗ってイラクリオン市に向かう。
町並みを眺めつつ、ツーリストポリスに寄ってみたけどなんか肩透かし。
ホテルに荷物を置きにいくことにした。

クレタで泊まったホテルはアテネで航空機と一緒押さえた
でもね
さすがにぴっくりしたのは安いホテルとか言うことはいいよ
カウンターの向うのエレベーター、扉がないんだ
カルチャーショックとは言わないけど驚いた
部屋はバスでなくてシャワー
薄暗い思い出だなぁ。明かりが少なかったのか、シャワールームが暗かったのかな。
でも熱い湯が出なかった記憶がある
あまり綺麗とは言えない部屋だけど、まぁいいさ。男の孤独な旅に小奇麗なものはいらないからね。

10th dayクレタ島の章 

3rd MAR(WED)

 観光 *IRAKLIO
   7:00HOTEL(ESPERIA)発
   BUS Terminal バス<340Drs:往復>
   8:00クノッソス遺跡・入場
        <500Drs-土産2050Drs> 
   9:30   〃   発
  10:35BUS Terminal バス<550Drs>
  11:30マリア着
  12:00マリア宮殿跡 着<200Drs>
  13:40   〃  発
  14:50考古学博物館 
   <500Drs+写真600Drs/土産150Drs>
  15:30   〃  発
  *IRAKLIO泊
マリア遺跡 時間的にゆとりができたこともあり、バスに揺られてマリア遺跡に向かうことにした。 海岸線に近い道路を走っていく。 砂っぽい風の中、道中日本人のバックパッカーと出会う。 彼はエジプト回りできているらしい。おまけに現地で水にあたって大変だったとか。 改めて水道水は飲めないな。 アテネでは飲んでしまったけどね 冬とは言え、なんとなく暖かい。 シーズンなら間違いなくいいビーチになるんだろうという海岸も見かけれたし 遺跡はただっぴろいとも言わない瓦礫の更地みたい 大きな壷が復元してありそこで記念写真だけ撮ってもらう。 赤茶けた地肌にあまり惹かれるものはないな。 帰りは道路脇で一緒にバスを待つ。 一人じゃないからいいけど、この路肩で待ているというのは忍耐力もいるし、 不安にかられもする。

11th dayクレタ島の章 

4th MAR(THU)


      

      
フェストス遺跡訪問はガイドブックみていくことにした またまたバスで奥地へと向かう イラクリオンから見たらクレタ島を南北に縦断する形になる さすがに一抹の不安もあるけどそこは若さで乗り越える いまさら危険も何もあったものじゃないよ 無茶を承知の旅だしね バスの中で少しぽっちゃりした女のこと出会った 現地の子だ 片言の言葉で話をしていた 多分向うから声をかけてきたはずだね いつの間にか僕は友人を訪ねてきたことになってしまった 恐るべし僕の会話力 「クリティ」という名前に聞こえたけどそれはクレタ島のことかな。 曖昧な会話だな。 どうせならもっと勉強してこりゃよかった。 片言でもネ 低い山をゆっくりと大きく弧を描いて回っていくバスはフェストスについた 暖かい ミネラルウォーターを飲みつつ遺跡に向かう それなりに大きい部類の遺跡みたいだ ただ、乾いているね 印象としてはさ、サバ土の塊みたいだけどね 帰りのバスでもコードネーム:クリティちゃんと出会い 友達に会えたなんて聴かれたりして まいったね 飛行機が飛ぶのが夜だったからそれなりに行動範囲を広げられた でも結構退屈 街は観光シーズンからは完全にオフだからさびしいしね 銀細工とかが有名だというから、アクセサリーの土産物屋が多くてぶらぶらしてみるけど どうもべたなギリシア模様とか、昆虫の柄は好きになれない。 どっちにしろ僕はアクセサリーつけないしね。 プレゼントに考えていたくらい。

13th dayロードスの章

6th MAR(SAT)

観光 *ROHDOS
  6:55HOTEL(MANOUSSOS)発
        …<BREAKFAST:500Drs>
    アギウ=ニコラウ要塞 
    旧市街 アフロディーテ神殿跡
    /イポトン通り
           8:30  騎士団長の館 <400Drs>
      Our Lady of Castl<-Drs>
  9:15  考古学博物館
              <300Drs+資料1600Drs>
      装飾美術博物館 <200Drs>
         
 11:35リミニ公園BUS TERMINAL発
         <to LINDOS:750Drs>
 12:50リンドス着
 13:02リンドスのアクロポリス着
            <400Drs>
  (LUNCH&SUPPER…ケロッグ等:860Drs)
  BUS<750Drs.>
 HOTEL(MANOUSSOS)着
*ROHDOS泊
本来のスケジュールでは訪れることのなかった島。 「地中海のバラ」とも呼ばれるが、真冬ではいくら南欧でも寒い。 おまけに天気も不順でぐずついてた。 ガイドブック片手に市街地の観光としゃれ込み、 訳もわからない博物館みたいなところに寄ったりもしたけど Our Lady of Castlみたく、 本当に2,3部屋のところでおばちゃんが椅子に座っているだけとかね。 騎士団長の館とそこに至る石畳の道はなんか 風情かあってかっこいいよ。 古代から中世にいっきに時代は流れてしまった。 僕の趣味からしたら、王侯貴族の城も大好きだからね。幸いといえばそうかな。 レンガというより石造りの館は重々しくて、重厚な建物の中も荘厳というか、 絨毯引きの階段をあがっていくと ランプの明かりで意外と明るくて でも、僕以外ほとんど観光客はいない。ゆっくりとしげしげと展示物を眺めれたよ。 カメラのフラッシュ料金払って堂々と撮影したりね。 雨の降りしきる中で、病院跡を歩いた。 跡といっても建物はあるけどね。 中庭というか、回廊の中の広間(天井はないよ)に時折激しく降る雨が、なんか物憂げで 哀愁だよ。 旧市街は騎士の世界。 ギリシアに神話の世界を求めてきたんだけど、収穫だね。 歴史の流れ感じさせるよ。 バスに乗って遺跡を求めていくことにした。 海岸線に出て南下していくと、アクロポリスのような丘の上の神殿に群がるように白い建物が密集している。 バスは自然のロータリーのような木陰に停車した。 まぁ、ここから乗れば帰れるだろう。 少し下りから込み入って本当に無数の長屋が折り重なったような 白い壁の迷路をとにかく坂をあがりアクロポリスを目指した 完全に感で歩いていた。 途中、子供達がボールで遊んでいる なんとかたどり着いた遺跡のふもと 見上げた光景はデジャヴ・・・そう、青春時代のバイブルでもあった聖闘士星矢の扉で使われていた遺跡の入口 岸壁の切り立った階段とその先の門はまさに聖域のイメージだった。 ここにくるまでそんな情報はなかったし、まさにびっくりだったよ。 一歩一歩かみ締めて中に入る 海辺というより本当に岸壁みたいな絶壁になっているこのアクロポリス 復元はされていなくて、海風に吹かれていた。 なぜか端ぎりぎりに立ってみたくなる。 一歩間違えば奈落の底。風もあるのに無謀だよ。 写真みると顔引きつっているしね。 振りかえればまさにザバァーンって潮騒と波が岸壁で砕けている。 それも眼下に。 近くのマリーナとビーチはさすがに季節はずれでひっそりしているけどヨットとかは何隻か止まっている。 改めてバス乗り場から全景を眺め、帰りのバスに乗った。 ロードスまで来て、最終的なことはともかく予算管理にいっそう気を使うようになった。 とくに食費にね 飯食うより観光とか資料がほしいから。 朝なんて街角で買ったウェハース。 天気の悪い街を歩いていると着飾った人の群れ、行列に出くわした どうやら祭か何かみたい。 下調べが乏しいと刺激があっていいね。

14th dayロードスの章

7th MAR(SUN)

 移動 *ROHDOS→ATHENE
  8:30 HOTEL(MANOUSSOS) check out!
      <BREAKFAST:360Drs>
  9:07 ロードスのアクロポリス
          10:00 旧市街…FILM:1200Drs.
 11:00 パレード観賞
     Taxi:1620Drs
 12:50 ロードス空港着
 15:25 OAcheck in 
 16:40 OA搭乗
 16:53 OATake OFF
    エリニコン西ターミナル着
*ATHENE
    Airport Express Bus <160Drs>    
  HOTEL(TITANIA) check in!614号室

      

ロ ー ド ス の 虹 19930307at7:30  激しい雷鳴が轟き、風と雨が窓を叩く。 カーテン越しに見える空はまだ暗く、時折稲妻が迸る。朝はまだ遠かった。 寝苦しくて眠れず、中学時代の知人桑原と言う女が派手な結婚式を挙げる夢を見た。 不吉だ。おまけに俺まで挙式さ!歌う俺はDANCE PARTYを取り入れ、 あつかましくも「24時間のKISS」を歌い踊る。 空が明るく白じんできた。雷雲は去って行っても、厚い灰色の雲が垂れ籠める。 今日も雨か− 憂欝な夜明け。光が差し込めてくる。 青空が少しずつ切れ目に浮かぶ。西の海、半島の外れには虹が架かっている。 淡く次第に天空へと伸びていく。7色の長い道………

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