1998CONCERT TOUR

SHINING BRIGHTLY

-10/21(wed)-

名古屋レインボーホール

 

仕事途中で営業車を飛ばすのが平日ライヴのパターンになってきた気がする。

昼間、かすかにぱらついた程度だった雨は開演が近づくにつれて本降りになり、会場前のグッズ販売テントの前は傘の華と持っていない濡れた人たちでごった返していた。

夏の横浜スタでこーならずよかった。

ボクは弟を待ち18:20頃中へようやく入れた。

 

席はスタンドB22列23番。

ステージから見たら一応SUGI側、最後方に近い。この会場は最悪なことにステージ真正面の壁や天井で音が跳ね返り残響音というか濁った音が耳障りになる。とくにこの位置は・・・高音部分なんて悲惨。結果は予想通りじりじりした音が残る。

席につく頃にアリーナ後ろで白い服に身を包んだおねーさんたちが円陣組んで気合いいれをやっていた。

「気合いイレッぞォ」「おぉ〜」はいつみてもいい感じ。拍手が巻き起こってなんだか和やかになっている。

 

会場には小さい子供つれたお母さんまでいた。大変やろうね、双方ともにさ。

 

ずうっとSEが流れ続け、開演を告げる女性アナウンスの後「非常口」のライトが全て消えた。内心消防法が・・・なんて考えてしまうがきぶんはどんどんライヴに向かう。

26〜7分押し、もう19:00って時になってやっとメンバーが薄いスモークの向こうを歩いて出てきた。

Jが黒いタンクトップと皮パンかな?あとは憶えていない。

位置につくと「Time has come」でスタート。

SUGIが前のめりに一瞬倒れかける勢いでギターを弾く。その後はCOOLだった。

JはSUGIの後を受けて膝を抱えるほどに飛び跳ね、またはクルクル廻って煽りだす。

INOは何も・・・。

そのまま横スタでは1曲めの「Dejavu」へ流れ、出だしでステージ前の特効の花火?煙りが爆発。

うちの弟はこの4.5本の煙と光にびびってずっと目に焼き付いていたといっていた。

ステージ左右の花道というか袖にSUGIとJが入れ違いで出てくる。

RYUは、「A-han」って唄わせようとするけど想わず笑ってしまう。声はいい感じ。よく出ていたネ。唄いながら「久しぶりだな、名古屋」って言っていた。

簡単なMCで「横スタで復活して以来、色々なところでパワーをもらってカッコよくなってきている」ってなことを喋っていた。

「NEXT...Unlikelihood」とためて告げる。

Jのベースから始まるナンバー。

Jの英詩は太いけど聞き取り辛かった。これは音のせいかな?

白い光の巨大なストロボが無数に瞬くのと花火のドラゴンを彷佛させる二つのパターンの照明。

RYUの「NEXT SONG END OF SORROW」に悲鳴が上がるけどボク自身は、あぁこのパターンか・・・というのがイントロ聴いての印象。「LOVE ME」「BROKEN」ないんだなぁって言う気分だった。

「Looper」

出だしはSUGIのギター。ためてためて周りを見て弾いていた。

「長い間...争いや憎しみが...俺達がそうならいようにこの曲を贈ります」って感じのMCから「NO PAIN」。音源とは大違いの太さ。音量かも知れないけどくるものがあった。

「RA-SE-N」

変拍子に戸惑う人が多い。周りの 人でうまくノレない人が結構いる。

曲が終わるとステージの前にスクリーンが降りてきてと映像が映 し出される。

真正面からじゃないと効果薄いかもしれないなぁ。ボクのトコからだとよくメンバーが見える。

ヴァイオリンを持ったSUGIにスポットがあたり「Providence」 が始まる。

歯車が回り、動物が走り、都会の夕暮れに夜景、微生物みたいなイメージなんかが続いて途中で巻き戻し始める。他のところではどんなイメージが流れているんだろう。

ところどころバックからのライとも合わせて浮かぶSUGIがカッコイイ。

曲の終わりに幕は上がる。

SUGIが一瞬のヴァイオリンの「キューン」と鳴らすとINOの指がアルペジオを刻み「ANOTHER」を紡ぎ出す。

SUGIは途中で何度も機材の方にいっていたけどチューニングかドリンクかな?死角になってしまって見えないけどヴァイオリンで、ギャッギャと弾いていた。

例によって白い衣装の女性コーラスが出てくる。

初めは声がノってないかなぁってみていたけどやっぱりRYUを煽り始める声量の女性だ。

暗転の中始まるDrum Soloは初め小さなランプだったのが真矢の周りに生火がともって奇麗。

「俺達がとま・・・」途切れた台詞、荒い息が聞こえる。凄みのあるMCができず、TVでみるコメディアン真矢口調になって「俺達インディーズの頃からきているから知っているけど名古屋ってもっと元気だろう」みたいな話になる。妙に普通に話し掛けられているみたいでへん。

「本気を見せてくれ」(ちょっと恐かったか?ってフォローしている)「ウリャァ」真矢!の掛け合いは短かった。

BASS&Drumセッション。Jが白のシャツと帽子に着替えている。

「名古屋っ!暫くこねぇ内におとなしくなったんじゃねえかッ!」

ほんと、なんだかおとなしい気がする。

楽しみ方は人それぞれだし、ボクだってキャリアは短いけどね。

スタンドから見ていて両腕伸ばしてのリズムのことJが気にしているのは分かる気がした。

モッシュしたくはないけど・・・落ちるもの。

「来いよっ!」J!「来いよっ!」 J!「来いよっ!」J!の掛け合いから「決めろよっ1,2,3,4!」で「FATE」へメンバー共々雪崩れ込む。

 

「BREATHE」

出だしがなんか濁って聴こえた。

曲を通しては綺麗だね。残響音以外はさ。

「DESIRE」

いくぞぉッ!が聞けた。

「・・・NEXT DESIRE」っはさり気ない言い方だったけどとまらない。SUGIがRYUと近付いていたようだけどボクは壊れていたから分かりません。

続けて「ROSIER」へ。

Jが英詩がほとんどわからない。もっともボクはヘドバン大会で何も分からなかったけどネ。マイクスタンドはうまく後ろに 投げ飛ばしたみたい。

一瞬の間をおいて、ジャってノイジーなギターが入る。

TIME IS...じゃない。BLUE TRANSPARENCYかなって想った瞬間「IN FUTURE」だ。ベースが入って分かるとRYUの叫びからまたひたすらヘドバン。モッシュだろうが腕伸ばしてリズムとろうが関係ない。気持ちいいのがいい。

「STORM」SUGIのギターソロの後ろでJとINOが向かい合って、INOが 座り込んでJに顔を埋める。

アンコールは手拍子も声もすぐにそろう。8/9とは大違いで少し嬉しかった。

アリーナ後ろの方から足踏みらしき音が響いていた。

スタントじゃ音しないの。

悲しかった浮いていてネ。

INOはグレーと黒のストライプパンツ。

Jは皮パン?に上は裸でカウボーイハットみたいなの。

東名飛ばしてきて頃を思い出していたなんてMC。

インディーの頃から名古屋を知っているけどお前らの本気を見せてくれ。

まだまだ胸の中に押さえている本気があるんじゃないのかと煽るRYUは「みんなの為に歌います」と

「I for You」へ。

歪んだSUGIのギターがしみるよ。

心地いいリズムの「SHINE」コーラスでは最初いつもの位置でJとINO。

ギターソロ後はSUGIのとこでINOとSUGI。Jは花道の方にでていて遅れ気味だった。

INOがちょっとタイミングに戸惑っているようにも見えたけど遠くて分からないな。

「いくぞっ!いくぞっ!いくぞっ!NEXT SONG...」からは「WISH」

「I WISH!」を決めて、銀のテープが舞う。

横スタの方が蒼い照明で海みたいに見えてアリーナは綺麗だったな。

「終わりであり、始まりでもあるこの曲を最後に」と、モスグリーンの衣装のRYUガ呟くと、「UP TO YOU」。

一番好きだね、元気になれるロッカバラードだな。

メンバーが ピック、タオル、スティック、うちわ、それぞれいろんな物を投げてました。

何度もドリンク取りにいって振りまいては遠投に挑戦していたSUGI。

真矢が束にして持っていたスティックをSUGIとJに渡す。

J「YO !名古屋!また暴れようぜ」

SUGI「名古屋最高!愛してます」

 

ジャンプの前に帰っていく人たち(事情はあるだろうけど一回目のアンコールで帰る人は多かった。)の動きが目立つ。

その分残ったメンバーが暴れられたけどネ。


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