四月になって
涙流して別れたことも昨日のことで
新しい門出に出会いが待っている季節
通勤電車もその姿を変える
3月末に学生−大半は高校生が−休みに入って姿を消した
中には卒業してそれっきりという子も多い
4月
がらがらっとしていた電車に人が集まり始める
下手すりャ座れないくらいに
まずは新入社員
そしてしばらくすれば学生達
まだ時間が確定してなくてみんな遅れないよう早めに出て来たりする
これも5月くらになれば時間もばらけて適度な込み具合になり安定
今年のこの電車のこの車両の顔ぶれがほぼ決まる
途中消えていく若い女のこは結婚でもしたのかな
そんな思いが交差する電車
2000.4.3



桜-Blood1-


桜がいっぱいに咲きほころぶ日
名古屋どころか東海地方の多くの学校が入学式を迎える.
営業車で慌しく走り抜ける桜並木。
青い空に日差しがまぶしくて
口ずさむあのメロディ
入学式に向かう人の流れの横を走る.
中学かな?
母親らしき人とその娘という構成が続く。
不思議とその親子の顔が似ているのがよく分かる。
まったくの第三者でこの先に度とすれ違うことのない僕だからそう見えるのかな。
よく女はその母親見れば将来の姿がわかるというけどなるほどだね。
DNAは嘘つかないや
どこが似ているといのでもなく、パーツとかも似ているんだけど
存在そのものが似てる.
僕も小さいころから親父にそっくりと言われ続けて来たけどそうだね
写真見てて自分でも実感している.
血は続いていく.
僕らの意思を刻みながら次の時代へと時を運ぶ。
桜が舞う日。
血もつながれていく・・・
2000.4.7


YONGMAN

久しぶりにモノにしようと思う仕事だ。
売上も利益もないちっぽけなものだけど、名古屋YMCAの通信紙。
こだわりたい・・・僕とYMCAの縁は不思議なものだ。
高校3年の終わり、受験生として東京に挑んだ僕が宿泊していたのは
最初は1泊別のところだったけどYMCAのホテル。
結局青山学院には「閃光のハサウェイ」のおかげで合格したものの本命の慶応に打ち破れ
僕は西に落ち延びて立命館大学に入った。
高校卒業して下宿探しに親父につれていってもらうまで京都に立命館があるとは知らなかったが・・・
で、あばら家の間借生活のなか、隣の部屋の広島兄ちゃんがYMCA予備校卒で
バイトの話があると持ちかけてくれたのが夏。
7月後半に初めて烏丸今出川にあるYMCAに訪問し、バイトが始まった
憧れだったOL達
かわいい子供達
なついてくれるがき達
不祥事とかで辞めるまで3年近くいたのかな、そこで僕はプロポーズするほどの女性と出会った
オフィスラヴも深夜の京都御所のデート。
出町柳まで何度も歩いて見送った日々。
卒業してモノ創りに生きがいを感じていた僕がライバル達に先駆けて大口物件取ったのが
名古屋YMCA学院の入学案内。
そこでコンピュータの師匠山田氏に出会ったことも貴重だな。
今の第2のクライアントも山田さんの紹介だしね.
MP3がはやるはるか以前からその存在を教えてくれたし、
今こうしてMacでCGと音楽、WINでネットの両刀使いなのもその影響かもしれない。
久しぶりにYMCAの仕事で訪問して隣の公園に咲く桜を見上げていた。
コンクリート打ちっぱなしの建物も何もかもの匂いが僕の胸にいたい・・・
18の日からもう10年近く。
いろんなところにYMCAがある。