珍道中 |
ライヴレポ |
出かける時は、小雨が降り出していた。
深夜の天気予報では晴時々曇り。ところによりにわか雨か雷雨。
とりあえずレインコートと傘を持ち込んでJRに駆け込んだ。
なのに多治見駅についたら西の空で南北に晴れと雲の境目が出来上がっていた。
これはナゴヤは晴だな。悔しい。
ツアーバスは5台(帝産3・東濃2)、JRに乗り損なった連れを待って3号車に乗る。
BUSは11:12に出発してR19を走り会場についたのが12:50位かな。
天気はよかった。雲が多めだけどね。
会場入り口まではちょっとツアーバスの人だかりで10分くらいかかったけど
入場はさほど並ばずに入れた。
開演近けリゃそうはいかないだろうけどさ。入場規制にも引っ掛かりかねないだろう。
たとえ32800人定員でもさ。
コスの人は少ないけど、噂の羽見れてほしくなってしまった。
ゲートを潜って念入りに荷物チェックされて、第一展示場でドーナツを買ってみた。
正直いってまずい。500円は勿体無かったな。
更に別の展示場へ移る。途中、仮設トイレの群れが使用禁止になっていた。
どうしてだろう。
友人K-Gと、「状況を見て逐時投入するんだよ」「Sブロックがおされている」「それじゃ手後れだって」なんて話ながらドーム状の展示館へ。
ここではツアーグッズをまるで市場のように拡げて売っていた。
買い物は簡単にできたのはプロモーターの配慮かな?
「ラルクアン冷える」500円を買ってみた。さすがに3000円のツアーパンフはいらない。
ここが会場への最後の砦になっていて15:00本入場まで入れないからみんなうちっぱなしの上に座り込んで食事したり寝たりしていた。
僕らもコンビニで仕入れてきたランチに入る。
トイレからはステージが見えた。
そのまま時間潰しにいろんな話をしていたんだけど、ライヴについて、
僕の次のライヴはフミヤ2本とDir en greyだから新しいバンドを作ろうという話で盛り上がる。
純和風伝統的どろどろエグエグの合唱団、「百鬼夜行」。
ここはエアコンが多少効いていてまぁ耐えられるくらいの快適さ。
結局、当然のように15:00入場はできなくて15:15入場スタート。
怒濤のごとく流れていくんだけど、LUNA SEAみたいに殺伐としてなくて結構マナーよかったんじゃないかな。
J10ブロックはステージから歩いてみたら3分くらい(障害物あるから)のところ。
横浜スタジアムの端から見れば近いもの。
Aブロックとかは鉄パイプの柵だったけど、後ろの方はロープでかこっていてブルーシートに指定位置が貼り付けてある。
32800人分プリントアウトして貼りつけたんだろうし大変やなぁ。
みんな一応きちんと自分の席に座っていた。ただぼこぼこのアスファルトの上だから痛い。
新聞買っていってよかったよ。
15:30位から黒い雲が広がりだす。SEは洋楽、よく聞こえない。時折{L'arc en ciel RADIO」っていうDJが入っていた。
15:50には空の2/3が雲の中。風があって心地いいけど音が流れないか心配になってきた。
スクリーンはステージのドームの左右のみ。客席センターにステージと照明・スピーカータワーがたっていて凄い邪魔。
16:05に影アナ2回目。
16:30の影アナ3回目に合わせてドーム内の照明がテストするかのように全体に点灯。
消えた後も下の方の数発のライトが赤・緑・白にひかっている。
17:58みんな立ち上がる。ステージ上にはスタッフが最終チェックか何かで歩いていた。
18:02 最後の影アナ。
18:04 イベンターらしきスタッフがマイクをとりライヴの注意をぶっ切らほうに吐き散らすように語って消える。
いよいよスタートかと期待感が渦巻いていく。
スクリーンには「L'arc en ciel RADIO」とツアーロゴマークがひかっていた。
18:17 キャロライン花子が登場。
銀河連邦所属で艦長はラルクアンシエルのメンバーというR/A型(RayとArkやね)宇宙船ARKの説明と乗船の注意を説明。
これにのってグランドクロスを見に行くらしいけど、
銀河大王にチョメチョメされたり、宇宙船から放出されたり笑えるね。演出は上手いよ。性格出てるし。
ただ、コンセプトはフミヤの'96「ORION」と'98「ARK」を合体させて物理的に巨大セットにしたって感じ。CGじゃなくてね。
結局、ライヴ進行上はこの設定は全然関係ないし。
18:26 SEを凌駕するようにヘリの音のような轟音が響きはじめる。
18:29 スクリーンがカウントダウン5からスタート。
「Sound system Check・・・OK」(その間スタッフの姿みたいな映像が映る)
チェックしている間にドームが左右に開きはじめ、下からスモークが沸き立つ。
CGのメンバーが映り、カウントダウン100から始動。
ユッキーの時にカウントダウン20になり、そっから0までなだれ込んで開演。
最初の出だしが歓声と音もれで聞こえにくかった。一瞬ヘブドラじゃないことは分かったけど別の曲とか思っちゃった。
サビのCrash!/Flash!とかでジャンプするように腕を突き上げる。でもみんなおとなしい。
見えにくいから見る方に集中しているのかな。
hydeは黒い上にサングラス。オールバックな感じになって唄う。
左耳にイヤーモニターつけていたね。
途中でhydeがサングラスとっていた。いい目しているなぁ。
会場が平面だから背の低い女の子達はぴょんぴょん跳ねて大変そうだった。
彼氏に抱きかかえられてなんとか見ている子もいる。
MC1)「今日は暑かったぁ?」「暑かったぁ?」(妙な間がhydeやねぇ)
「可哀想やなぁ。」「もっと暑くしてやるでぇ」
「かかってこぉい」
「かかってこいがぁ」(無理してナゴヤ弁風にするから笑いがもれる。)
「昨日は雨やッたんよ」「しっとる、ナゴヤぁ?」
「俺が降らんようにして、やったんよ」
「可哀想やから降らんように・・・」
「次の曲聴きたい? 聴きたい? 聴きたい?」
黄緑とブルーライトのみ。
客席のサイドに連なる24連装の赤いライトの群れが輝く。
曲の終わりは「イェーイ、サンキュー」
*
スクリーンにはカウンターにつくhydeが映っている。お姉さんから飲み物を貰うとステージ中央に戻ってきた。
MC2)「ニイハオ」「えぇ、夜も深まってまいりましたが、いい案配の夕日ですね」
(思いっきり曇っている/みんな笑っている)
「今日は夕日が綺麗だね」「いや、いや君の方が綺麗だよ」「なぁーんて」
「みんな元気ィ?」「夕日にぴったりの曲聴いてくれるぅ?」
ピンクの小さなライトがステージいっぱいに広がっている。
What is loveと絞るように唄うhydeがマイクスタンドにうつむくよう。
赤と青のライトが交差する。緑のライトがそこに点滅して加わり、更に黄色がまじる。
ドーム中央にはCGでいろんな模様が描かれている。
硬質なうち込みの音やね。
やがて左右のスクリーンのCGがさなぎみたいなのを描いてフラッシュの中でメタリックなそれでいてリキッドな蝶に変態する。
この曲一番かっこいいと思っていたからわくわくしていたんだけど、周りはジッとしている。
一部リズムとっていたけどさ。なんなんやろ、このライヴ。
やるとはしっていたけど手持ちになくて勉強不足。リズムというよりずっとドラムに合わせていた。周りが動かないからそれが一番ノリやすい。
グリーンのライトがレザリアムのように名港トリトンの有料道路なんかにひかって綺麗でみんな振り返ったりしている。
その光は会場に広がって差し伸ばした手やアタマの周囲をグリーンに染めあげて綺麗。
MC3)ドラムの前に座り込む。
「ボンジュール」「すっかり夜も更けてまいりましたねぇ」
「あのぉ、僕は死ぬまでに一度宇宙にいきたいです」「宇宙にいきたいですか?」
「君らも宇宙にいきたい?」「あ、そう」「恐いで、宇宙は」
「くーきないんやで、いいの?いいって、親泣くで、いいの?」「親不孝やなぁ」
「さすが名古屋ッ子やな」「ちょっとまってな」「暑い?」「まぁゆっくりしようや」
「次の曲聴きたい?」「まぁちょっとまちーや」
「じゃですね、あの、宇宙をただよっているイメージで詩を書いた曲を聴いて」
ドームがArk号のジャケットのような感じに照明される。
なんかhyde歌詞間違えたんじゃない?歌のないところで唄いかけて止めていた。
曲の途中から遠く花火大会が見え始める。
曲にはあわないけど結構綺麗だった。
今回は「ラルク・ファン・シエル」1500円と「ラルクアン冷える」500円でした。
特効の爆発と共にスタート。
ユッキーのギターは見えなかった。
CHECKでジャンプしている人はまばら。いや。いないに近かったね。
でもやってたら気持ちよかったよ。
ステージでは数字がぱかぱかしている。
hydeは黒コウモリの翼をつけていた。欲しいよ。
ギターもってコウモリの羽で唄うこの曲はなんとも言えない。。
MC4)「名古屋腰振ってる?ふってんのぉ?」
「じゃあもっと振って下さい、いばらの涙」
ある意味一番楽しみだった。あのフレイムキヤノンがどんなものなのかね。
敗戦記念日の前日とは言え、フレイムランチャー、そう火焔放射機は使っちゃいけないんだよ。戦争上でもね。
曲と同時に塔?の上に聖火みたいに焔が揺れる。サビで一度目はさほどでもなかったけど、2回目以降は30m近く?3本吹き出していた。
その度に歓声が凄い。
でもそれ以上にダークなイメージもありながら切々と唄うこの曲は好きだね。
おまけにドラムがいい。力強くて。前のめりに前屈みで叩くユッキーのドラム、いい音出しているよ。
アンコールは全然揃わないどころか散発的で哀しい。がんばって手を叩いてみたけどね。
一応、近くの人たちで何度も手拍子盛り上げよーとするんだけどやっぱり消える。
みんな名前呼んでいるだけだし。いいのかなぁ。
15分くらいしてHeven's Drive号でメンバー登場。
後ろの席から人が押し寄せはじめていたけどセンターステージにたつ。
安比みたく今度はバッタがスクリーンに映っていた。
よく潰されもしないでそこまで行けたものだね。
MC5)「いえーい」「名古屋楽しいか?」「みんな近くに見えるでぇ、見えるでぇ」
「みんなトロピカルな曲を一曲聴いてくれる。」「聴いてくれる、名古屋?」
「バッタ君も聴いてくれる。」「いくで」
終わるとまたヘブドラに乗ってステージを後にする。
みんな帰っちゃうの?って不安がるがメインステージに戻って階段を上がるとほっとしていた。
hydeはまたカウンターで飲み物を貰ってkenと話をしていたみたい。
hydeのタイトルコールから流星のようにいく筋もの花火が弧を描いて交差してむッちゃ綺麗。
みんな拍手して大喜び。そのまま手拍子で曲を唄う。
横振りで心地いい。
このままやらないかと思っていたらやってくれた。空は暗かったけどCaressからの流れはこれでいい感じ。
最後の曲です。
そう始まった。ドームの中はミラーボールの銀色の光が反射して綺麗。
正直、ライヴの楽しみ方っていろいろだけど、のせることの難しさを痛感してしまった。
哀しかった。
32800人いたからじゃないだろうし。
帰りはツアーバスだったし、でも運転手、絶対無駄すぎるルートで走っていた。
道中チェックしていて腹たったね。
先発しているのになんで後から来たバスが先についているンや。
次のフミヤ2本とDir en greyで今日の欲求不満はぶちまけてこよう。
そんな夜だった